マレーシア③|インターン開始~教育が与えるインパクト~
こんにちは。
今回で3回目のインターンシップに関しての記事になります、
中央大学2年の纐纈(こうけつ)です。
今回は、インターン中に関して書いていきたいと思います。
特に、自分のインターン内容のひとつである、母国語の授業に関して特筆して述べたいと思います。
母国語の授業が本格的に始まったのはインターンシップが始まってから3週間くらい経ってからでした。
その前段階として、各国のインターン生は生徒を集めるところから始めました。
ドイツの人たちはサンドイッチマンを作って大学構内を小さいチケットを渡しながらプロモーションをしており、創意工夫がみられました。
授業は火曜日に2クラスと木曜日に2クラスの合計4クラス。その中から一つクラスを選んでもらっていました。
その中でも日本語クラスに関しては、
・3クラス…平仮名から教えるベーシッククラス、
・1クラス…ある程度日本語の知識を持っている方々のために、発展した内容を教えるというアドバンスクラス
に分かれていました。
また、二人一組になって2クラスを担当していました。
僕はもう一人の人とベーシッククラスを二つ担当していました。
マレーシアでは日本のサブカルチャーが人気なこともあってか、日本語に対する興味を持っていた方はたくさんおり、最終的に火曜日のクラスに約60人ずつ、木曜日のベーシッククラスに約30人、アドバンスクラスに10人くらい集めることができました。
一つのクラスにつき、授業は合計4回行われました。
上司の人に「こういうことをしてくれ。」という指示は基本的になく、授業は自分たちの自由に組み立てることができました。
ただ、毎回の授業の度に宿題の作成と、最後の回はテストを作成し、試験を行わせるということ。
そして、授業を実際に行う3日前には上司の人の前で模擬授業を行い、チェックを受けるということが決まっていました。
したがって、僕らの普段の活動は空いている時間を使って授業内容を詰めたり、パワーポイントや宿題の作成を行うことでした。
それ以外にもやることがあり、意外にも忙しかったです。
それでも授業を行えば生徒の人たちはとてもインタラクティブに授業に参加をし、授業を行っている僕らはとても満足しました。
だから、確かに忙しかったものの、とても充実していて、全く苦ではなかったです。
授業を作っていく上で一番自分が大事にしていたのは、楽しく学ばせるということでした。
そのために座学をなるべくやめて、教室中を生徒が動き回り、日本語で楽しそうに会話をしている、というのを理想に、もう一人の人と一緒に授業を組み立てていきました。
最後のテストでは、自分たちが前3回で教えたことをまんべんなく出したのですが、
生徒の人たちはほとんど80点以上の点数を取っていて、自分が教えたことをこんなに理解していたのか、と考えるととても嬉しかったです。
日本語の授業を通して自分が得られたことは、教育が与えるインパクトはとても大きかった、ということでした。
それは、彼らが自分たちの授業を通して日本語に対する興味が深まった、という声を聞いた時に感じました。
教育が与えるインパクトと影響を感じた瞬間でもありました。
こうして、彼らが興味を持ちだしてから自分で勉強するようになり、将来的には日本語も日本も好きになれたらいいなと思っております。
そのきっかけを作ったという点で、自分たちは大きな価値を発信できたと考えております。
また、自分がインターンシップ中に立てていた目標の一つを達成できた、とも思っています。
以上、日本語の授業に関してでした。
長文、失礼いたしました。
授業の様子。
大教室でした。